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- 歯を抜かない治療(根管治療)
C3以上の歯には根管治療を
歯の神経にまで達した虫歯(虫歯の進行段階でC3以上の場合)は、そのまま放置すると抜歯を余儀なくされます。そうなる前に、鷺沼駅近くの歯医者「かねやす歯科医院」では、抜歯をしないで歯の根を残す治療「根管治療」をご提案します。根管治療はRCT(Root Canal Treatment)とも呼ばれ、歯の中の神経や血管が入っている根管という細い管の中から、虫歯になってしまった神経や血管を取り除き、内部を洗浄・消毒し、薬剤を詰める治療です。
当院の根管治療の特徴
当院ではアメリカにおける根管治療の重鎮であるDr.ラドルから学んだ、「垂直加圧法」の技術を活かした治療を取り入れています。これは根管を洗浄・消毒したあと、薬剤を詰める際、垂直に加圧しながらすき間をつくらないように薬剤で根管を密封する方法です。従来の「側方加圧法」に比べて、複雑な根管内に薬剤を充填できることがメリットです。
また当院では「ニッケルチタンファイル(三金)」という歯根治療専門の器具や超音波スケーラー(ジロソニック)を用い、スピーディーな治療に役立てています。
超音波スケーラー(ジロソニック)
毎秒約2~3万回の微細な振動を発生する超音波スケーラーを使用することにより、根管内の細菌や切削片などを除去します。当院では超音波スケーラーと次亜塩素酸(じあんえんそさん)などの薬を使用して、より精密な洗浄をしています。
根管治療の重要性
根管内は肉眼では見ることができないうえに、入り組んだ複雑な形状をしています。もし内部に少しでも虫歯菌が残っていると、虫歯が再発する可能性が高くなってしまいます。そのため根管治療の際には、徹底的な洗浄・除菌後を行い、細菌が入らないようにすき間なく薬剤を充填しなければなりません。根管治療には高度な技術が求められる治療です。
当院での根管治療では、7倍の大きさになる拡大鏡を使用し、ライトを点けることで根管の奥までしっかり確認しながらの治療を進めています。さまざま器具や道具を活用し、汚れを取り、無菌化するために次亜塩素酸(じあんえんそさん)と超音波スケーラーによる洗浄を行っています。
根管治療をすすめる理由
当院の根管治療なら、このようなお悩みを解消できる可能性があります。根管治療は、とても繊細な治療で、少しでも虫歯菌が残っていれば再発を繰り返してしまいます。また、高度な技術に加えて、充実した設備がなければ確実な治療は望めません。
こんなお悩みはありませんか?
- 抜歯やインプラント治療しかないと診断された
- 根管治療後に何度も再発を繰り返している
- 痛みや腫れがあるのに、なかなか歯科医師が治療してくれない
- 通院回数ばかり増え、肝心な治療が進んでいないように感じる
精密治療のためにマイクロスコープを使用
複雑な形状をしている根管の内部は、肉眼で確認できないため、医師の経験や勘に頼るしかありませんでした。当院では、より精密な治療を行うために、患部を拡大して確認できるマイクロスコープ(手術用顕微鏡)を採用しています。
マイクロスコープによって肉眼ではわからない患部を確認でき、より正確な診断が可能になり、治療精度が向上。今までなら抜歯が選択されるような難症例でも、根管治療で歯を残せる可能性が高くなりました。
倍率1倍 | 倍率5倍 | 倍率20倍 |
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肉眼(倍率1倍)ではほとんど確認できない患部ですが、マイクロスコープを使えば最大20倍まで拡大可能。そのため原因を正確に特定することができ、高精度な治療を実現できます。再治療を行うリスクも低減でき、安全で確実な根管治療をご提供します。 |
他院で抜歯と診断された方でも、当院なら歯を残せるかもしれません。ぜひ、一度ご相談いただければと思います。
根管治療の流れ
STEP01 汚染組織の除去 |
STEP02 根管内計測 |
STEP03 洗浄・除菌 |
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虫歯菌に浸食された根管内の神経などを取り除きます。 | 根管成形後、根管の深さを専用の器具を使って正確に測定します。 | 超音波スケーラーなどで根管内を徹底的に洗浄・除菌します。 |
STEP04 薬剤の充填 |
STEP05 土台の構築 |
STEP06 被せものの装着 |
「垂直加圧法」を利用し、根管内部にすき間なく薬剤を充填し密封します。 | 被せものを装着するための土台となる芯(コア)を立てます。 | 土台に被せものを装着し、噛み合わせなどの調整を行います。 |
治療は中断せずに、最後までしっかりと行いましょう
重度の虫歯治療である根管治療は、歯を長持ちさせるためにとても大切です。この治療を確実に行わないと、この上にくる被せものを長く使うことはできません。根管治療を確実に行うためには、どうしても通院回数が多くなってしまいますが、通院回数が増えると途中で治療をやめてしまう方もいらっしゃるのが現状です。
どんな歯科治療でも中断することは危険なことです。とくに、根管治療の中断は、まわりに病巣が広がりやすく、健康なまわりの歯まで抜歯しなければいけない場合があります。治療は必ず最後まで受けましょう。