フッ素入り歯磨き粉の利用方法

フッ素入り歯磨き粉の利用方法

みなさんは虫歯予防にはフッ素が良いというのは聞いたことがあるかと思います。

今回4月に歯科の学会より「フッ化物配合歯磨剤の推奨される利用方法について」という提言が発表されました。

まずは、歯が生えてから2歳までは、900~1000ppmの濃度のフッ素入り歯磨き粉を米粒程度(1~2㎜)のごく少量を使用して、歯みがきを就寝前を含め1日2回行います。

歯みがき後にティッシュなどで歯磨き粉を軽く拭き取ってもいただいても大丈夫です。

  • フッ素入り歯磨き粉の利用方法

次に3~5歳のお子様には、フッ素の濃度は2歳までと同じ900~1000ppmですが、量はグリンピース程度(5㎜程度)を使用して、歯みがきを就寝前含む1日2回行います。歯みがき後は、歯磨き粉を軽くはき出すか、うがいする場合は、少量の水で1回のみします。

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6歳〜成人の方は、高濃度の1400ppm〜1500ppmのフッ素が配合された歯磨き粉を歯ブラシ全体(1.5㎝〜2㎝程度)使用して、就寝前を含む1日2回行ってください。歯みがき後はゆすぎすぎず、歯磨き粉を軽くはき出すか、少量の水で1回のみします。

またインプラントなどのチタン製の歯科材料が入っている方は、フッ素はよくないと聞いたことがある方もいらっしゃるかもしれませんが、今回の学会の発表では、ご自身の歯がある場合は、フッ素入り歯磨き粉を使用して歯みがきを行うとのことでした。

フッ素入りの歯磨き粉を毎日使用していただいていても、やはり定期的な検診などは大切になりますので、3ヶ月に1度を目安にご来院いただければと思います。

わからないことやご質問などありましたら、スタッフにおたずねください。

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